Enscape 3.5
Press release

Enscape3.5、AEC プロジェクトでデジタル人物モデルと応用アセトを導入

2023年5月16日

ビジュアライゼーションのスペシャリストでなくても、スキャンされたアイテム、リアルになった間接照明などにより、アーキテクトの表現がさらに充実

カールスルーエ、ドイツ ー 2023 年 5 月 10 日 ー Chaos と経営統合したEnscape は本日、Enscape 3.5 のリリースを発表しました。Revit、SketchUp、Archicad、Rhino、Vectorworks で Enscape を利用するすべての人が、応用アセット、マルチバウンスグローバルイルミネーション(GI)、40 体以上のデジタル人物モデルを使用できるようになりました。充実した機能により、クライアントにリアルタイムのビジュアライゼーションで一より一層臨場感のある体験をしていただくことができます。

Chaos の Solutions for Designers の VP である Petr Mitev 氏は、「プレゼンの際に最も避けたいのは、”ビジュアル(見ている世界)に入り込めないと感じる” ことです」と述べています。「Enscape 3.5 では建築家が考えずに表現できるようなビジュアルの質の向上が数多く程子だれているのは、そのためです。カスタマイズやアイテムのアップデートに着手する前に、すべての見栄えがよくなっていることに気が付くでしょう。使い始めた瞬間から、ビジュアルの質がよくなっていると感じられるはずです」

応用アセット

Enscape でユーザーのリクエストが最も多かった機能の 1 つが 3.5 で実現しました。デザイナーは応用アセットを使用して、アセットのマテリアルや色などをカスタマイズすることで、3D シーンに合ったフィーリングを簡単に設定できるようになりました。応用できるのは以下の項目です。

  • **マテリアル– 100 個の家具や付属品のマテリアルや色、40 体の人物の衣服を変更できます。
  • 乗り物の色 – カラー パレットや HEX コードを使用して、91 種類の乗り物の色をカスタマイズできます。
  • バリアントアセット – 秋の木 105 本、鉢植え 120 種類、スポーツの点景 55 点、屋外点景 25 点など、いくつかのアセットにはオプションやバリアントが用意されています。
  • **マルチアセット編集– 複数選択の形式で応用を行います。複数のシーンのアセットを一度に削除したい場合には、特に便利です。

応用非対応アセットとして、犬 5 匹、木 9 本、インテリア 22 点、スキャンしていない人物 93 点も追加されています。

スキャンした人物

Enscape の自社スキャナーでは、建築家が 3D 環境に適したリアルな人物を簡単に追加できるよう、初年度から独自の人物モデルモデルを作成しています。Enscape 3.5 で作成された独自アセットは合計 93 体になっており、そのうち 40 体が衣服をカスタマイズできるようになっています。このライブラリは、今後さらに充実させていく予定です。同じ技術を使用して、より多くの動物や実用的なオブジェクトのスキャンを開始する計画もあります。

よりリアルになった間接照明

Enscape 3.5 では新しくグローバル イルミネーションのアルゴリズムが導入され、レイトレーシング用の GPU を使用して照明、反射、レンダリングの品質を向上させています。特に、閉じた空間や日陰のシーン、鏡、曇りガラスや色付きガラスなどの半透明なマテリアルで、この改良が感じられることでしょう。また、目の錯覚を利用したインフィニティ ミラー効果も簡単に作成できるようになりました。

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追加の機能と改善点:

  • **半透明マテリアルのエクスポート – Enscape 3.5 では、窓やガラスのマテリアルを後処理で使用する際の準備として、アルファ チャンネル エクスポートの機能で半透明マテリアルを使用できるようになりました。
  • Revit 用の平行投影ビューのアップデート – Enscape で作成または修正した平行投影ビューが Revit でも同じように表示されるようになり、Revit と Enscape を切り替えて使用する場合の整合性が向上しました。
  • Rhino におけるレイヤー割当ての改善–Rhino または Enscape でアセットを配置する際に、選択したレイヤーに追加されるため、整理するのが簡単になりました。レイヤーの可視性をフィルタリングすることで、意思決定もスムーズに行うことができます。
  • ツールバーの新しいユーザー エリア– Enscape のツールバーから自身のアカウントにアクセスできるようになり、ライセンス情報、アップロード マネージャー、パノラマ ギャラリーへすぐにアクセスすることができます。
  • SpaceMouse の認定サポート– Enscape 3.5 では、人気の3DconnexionSpaceMouse をサポートしているだけでなく、マウスのショートカットボタンでカスタマイズすることができます。
  • Revit 2024 のサポート– Enscape 3.5 は Revit 2024 と完全に連携され、デザイナーが最新の機能を簡単に取り入れることができます。

新機能を体験する

Chaos では、5 月 31 日に、すべての新機能を紹介するライブストリームを配信する予定です。当日はこちらにアクセスして、Enscape のプロフェッショナルや愛好家たちと話したり、専門家にその場で質問することができます。最新のショー リールでは、Enscape の注目のデザインも紹介します。

無料体験に登録して、今すぐ Enscape 3.5 を使ってみましょう!

価格設定と対応製品:

Enscape 3.5 for Windows は現在、Revit、SketchUp、Archicad、Rhino、Vectorworks に対応しています。サブスクリプションのプランはEnscape の[料金プラン]ページでご確認いただけます。

Chaosについて

Chaos は 3D ビジュアライゼーションを手掛ける世界最大の企業として知られており、アーキテクト、アーティスト、デザイナーが想像するあらゆるものを視覚化する機能を 20 年以上にわたってサポートしてきました。Chaos は、アーキテクト、エンジニアリング、建設、プロダクト デザイン、製造、メディア、エンターテイメントなど、デザイン全般に関わるクリエーターに、直観的でパワフルなワークフローを提供しています。

2022 年、Chaos は Enscape と経営統合し、Cylindo と統合しました。出発点となるデザインから最終的な成果物まで、Enscape は建築デザインの全プロセスにおいて、統合されたリアルタイムのビジュアライゼーション ワークフローを提供します。Enscape と V-Ray 間の新しい連携により、建築家と専門家はどのプロセスにおいても、最終的にフォトリアリスティックなビジュアライゼーションでコラボレーションすることができます。

Chaos はドイツ(カールスルーエ)、米国(ニューヨーク、ロサンゼルス、ボストン)、ブルガリア(ソフィア)、デンマーク(コペンハーゲン)、北マケドニア(ピトラ、スコピエ)にオフィスがあり、700 人以上の従業員を有しています。詳細については、chaos.comenscape3d.comcylindo.comをご確認ください。

広報担当:

Chaos

David Tracy、david.tracy@chaos.com

www.chaos.com

Liaison

Colin McLaughlin、(503) 796-9822、colin@liaisonpr.com

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